2005年東京箱根間往復大学駅伝競走観戦ツアー
箱根登山鉄道 塔ノ沢駅近く

今年もやってきました、東京箱根間往復大学駅伝競走(通称、箱根駅伝。以下、箱根駅伝)を観戦してきました。
その時のレポートです。
なお、「往復」なので往路は1月2日に、復路は1月3日に行われます。
よって、二日に渡って更新いたします。


1/2「往路」レポート

まずは大まかに。
町田駅9:10の小田急ロマンスカー 「さがみ61号」に乗車し一路小田原駅へ
小田原駅到着後後続の「急行 箱根湯本行き」に乗車し「箱根登山鉄道 風祭駅」にて下車
同駅より徒歩5分(信号待ち含む)にある箱根駅伝小田原中継所にて箱根駅伝の観戦。
全選手が通過後、「箱根登山鉄道 風祭駅」より「急行 箱根湯本行き」に乗車し、「箱根登山鉄道 箱根湯本駅」にて下車。
同駅到着後、昼食を取り同駅より徒歩20分の「ひめしゃらの湯」に行き温泉三昧。
温泉でまったり。
塔ノ沢駅近くで撮影後、箱根湯本駅に戻る。
箱根湯本駅付近にてお土産を購入後、「小田急ロマンスカー はこね36号」の「前展望席」に乗車し「小田急 町田駅」にて下車。
「小田急 某駅」に移動後「某線某駅」に下車し帰宅。

大雑把にはこんな感じです。

それではレポートです。

実はいうと町田から乗った「さがみ61号」は昨年「寝坊」により乗れなかったロマンスカーと同じ時間にでる列車でした。
去年の過ちは二度と起こさないぞ!ということで、今年はきちんと起き、無事に乗ることが出来ました。

車掌曰く、「満席」ということでしたが、なぜか周りの席はガラガラでした。
まぁ、途中でキャンセルが発生したのでしょうか?
てけとーに流すということで・・・

そんな訳で「烏龍茶」を飲みながら一路「小田原駅」に向かいました。
その際、思ったことなのですが、「小田急ってロケーションのいいところを走っているな」ということ。
小田急は新宿よりでは通勤路線というイメージが強いですが、
小田原・箱根に近づくにつれ「観光路線」の色が強くなってきます。
それをリアルに感じさせる画像が次の画像です。
ロマンスカーの車内から
えっと、「心霊写真」ではありません(笑)
なんとなく中心がおかしいのは、窓ガラスに反射しているだけです。
画像は丹沢ですが、富士山がくっきりと見えました。

こんな撮影をしていると小田原駅につきました。
ここからは風祭駅に移動するべく、後続の列車に乗り換えます。
去年は家を出る時間が遅かったので、満員電車でケツ押しされましたが、
今年は早めに家を出たのでそんなに混んでいませんでした。
具体的には下記のとおり・・・

(目線を入れています)
去年ならば、もっと人の密度が高く殺伐としていました。
まぁ、それもこれも時間が早いということでしょうか・・・

そんな訳で、後続の列車に乗り込み、風祭駅に移動しました。
風祭駅はホームが短く「小田急線」の列車だと前一両しかドアが開きません。
よって、風祭駅を利用される人はご注意ください。

風祭駅到着後、小田原中継所に向かいました。
小田原中継所に着いた時はが少なかったので、鈴庵さんの太鼓を見ることが出来ました。
そして今回場所をとったところは、「到着した選手が抱えられて控え室に向かう通路の前」です。
そのため、選手に直接応援することは出来ませんでしたが、
走ってきた選手に「お疲れ様」をかけることが出来ました。

なお、「走ってきた選手」を写真に撮ってきたのですが、
公開はいたしません。
それは、いくら写真で画像を見せたところで、感動も何も生まれないからです。
この感動はテレビや現地で「生」を見ること以外、味わうことは出来ないからです。
事実、作者である私も、写真では何も感じませんが、
現場では涙を流す寸前でした。

全選手が小田原中継所を通過後、再度箱根登山鉄道に乗車し、箱根湯本駅に行きました。
ここで昼食を摂り、塔ノ沢駅付近を撮影後一路「ひめしゃらの湯」へ。
(塔ノ沢駅から徒歩5分の位置に「ひめしゃらの湯」があります。)
ここも去年行ったところですが、
あいもかわらず、歩いていきました。
なぜ歩いたのか?というと、辛さを知ってもらいたいからです。
例えば・・・
21%の上り坂
知っている人は知っていますが、これは「直角三角形」をイメージすると分かりやすいです。
即ち「100メートル移動すると坂(山)を21メートル上る」ということを示しています。
分かりにくいと思いますので、画像をお見せします。
21%の坂道
一応、水平の場所で撮影しています。
こんな坂を上って向かうところが「ひめしゃらの湯」です。
ちなみに「ひめしゃらの湯」まで箱根湯本駅より無料バスが出ています。
また看板には、徒歩12分とあります。
しかし、体力を考えると・・・20分はかかります。
体力に自信がない人はバスに乗ったほうが賢明でしょう。

ここで2時間ほど温泉でまったりした後、「函嶺洞門」を経由し箱根湯本駅に向かいました。
箱根湯本駅付近でお土産を購入後「箱根湯本駅17:18発 ロマンスカー『はこね36号』」に乗車し帰宅しました。

帰りのロマンスカーの座席は「前展望」だったので、デジカメをビデオモードで撮影しました。
しかし、この撮影が原因なのか隣にいた鉄道マニアに絡まれるし、
「メディアの容量」が少なかったので全区間を撮ることが出来ませんでした。
しかも、200万画素のデジカメでかつ日もとっぷりと暮れてしまっていたので、
なにが写っているのか分かりませんでした・・・
とほほ・・・
来年はメディアの容量を増やしたいと思います。

かなり乱雑な文章ですが、この辺で初日のレポートを完了したいと思います。


1/3「復路」レポート

そんな訳で二日目です。
場所は、例年通り東京大手町読売新聞本社前です。
えっと、いつもどおり(?)開催前と開催後の写真です。
選手到着2時間前選手到着直前
右が「選手到着2時間前」で左が「選手到着直前」です。
まぁ、箱根駅伝最後の所なので、これだけ白熱するのは当たり前です。
そんな訳で、2時間待って応援しました。

・・・。
・・・・・・。
大手町のゴールって実はレポートするのがないんですよね・・・

でも想うところはたくさんあります。

例えば、去年も書きましたが「関東学連選抜」チーム
このチームは予選会で好成績を出したにも関わらず、
「学校」として箱根駅伝に出場できない学校に所属するチームで結成されます。
オープン参加なので、短期間でチームを作っています。
ですが、実際に東京大手町に行くと、そんなことは一切感じられなくなります。
それは、「俺達の襷をきちんと繋いだ」ということを、教えてくれるからです。
なぜなら、彼等(10区のランナー)はゴールする直前、
今までかけていた襷を外し、
ゴールの向こう側にいるカメラマン・カメラを通じて視聴者の皆さんに見せ付けているからです。
これは、彼等にとって、最高に自慢でき、かつ二度と同じメンバーで出来ないチームだからこそ、できることです。

それを肌で実感できるのが、各中継所であったり、ゴールであったりします。


最後に、今年の感想ですが、
私は「涙」という文字が一番しっくりくると想っています。

今年は、往路は小田原中継所に入ってきた選手が、
襷を渡し、控え室に入るところで観戦し、
復路は、ゴール手前約100メートルの地点で観ていました。
往路で観戦していたのが一番の影響かもしれませんが、
選手を肌で感じることが出来ました。

手元には、「これから走る選手」と「走り終えた選手」の両方の画像があります。
「これから走る選手」はやる気がみなぎっており、「走り終えた選手」は後を託した選手に望みをかけています。
それを象徴する場面もリアルに感じました。
そのためか、襷を繋ぐシーンをみるとなぜか、涙が出そうになります。

なので、今年の感想は「涙」です。

これは、テキストで書いても正直伝わらないと想います。
私が何を言っているのか・・・分からない人は・・・
来年沿道に出て応援してみてください。
来年中継所に足を運んでみてください。
その答えが分かると想います。

私は・・・来年も観にいきます。

最終更新日:2005年1月3日